09月24日付 メリマンコラム 《短期見通し》

10月6日(日本時間10月7日)まで、火星は依然として蠍座内を進んでいる。
従ってその背後には政治及び軍事的な策謀は蠢いたままだ。
更に貴金属にとっては、数カ月前から続いていた上昇相場が、まさに終わりに近付いているという事を意味している。
それはつまり、少なくとも、新しい強気市場に一区切りが近付く可能性があるという事だ。
9月29日(日本時間30日)は重要な満月がやってくる。それは(通常の満月に加えて)天王星/冥王星の(ワクシング)スクエアに対してカーディナル・サイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)内でT字スクエアを形成する【註:牡羊座に月と天王星が。天秤座に太陽が、山羊座に冥王星が入る】。
この位相は、その前後1週間以内で地震、火山噴火、大規模停電、強風、そして巨大な高波との高い関連性を有する強力なシグナルだ。
また仮にこれらが満月の時に起きなかったとしても、この手の事象はその前後の週の上弦の月(9月23日)または下弦の月(10月8日)が契機となる可能性がある。
こうしたシグナルには天王星が絡んでいる事から、突発的にして、破壊的。何処で何が起きるか予測するのは不可能に近い。
ひょっとすると、それはテロリストによって何らかの行動が起きるのかもかもしれない。
この手の(惑星)シグナルが出ると、そのとき金融市場では非常に急激な下落を伴うケースが多い。
ただ必ずそうなるとは限らない。
また今週は、株式市場の急激な下落の可能性を示唆する火星絡みのジオコズミック・サインが出現する【註:今週火星の主要アスペクトは日本時間27日に月と金星がそれぞれスクエア(90度)を形成するだけ】。
人間活動のどの分野にこれらのアスペクトが影響するかについては、誰にも正確なところは解らない。
何故ならそれは突然であり、驚きと通常はショック(または興奮)を伴う物事だからだ。
だから、これは確固たる予測というよりも一種の警告として捉えて戴きたい。
ただ、正味の話、私は予言の類(the business of prediction)が好きではない。
だがマーケット・タイミングを分析するものとして、予測を敬遠してはいられない。
マーケット・タイミング自体の本質は、先行指標とよく似ており、何かを予測するという目的には、事が起こる非常に高い“可能性”を有している―そしてそれは“必然性”ではない。