『 アイオワ州では119,318人の民主党支持者が不在者投票を申し込んだ。対して共和党支持者は24,909人だった。 』
— 9月28日付ウォールストリートジャーナル「候補者達が愛国心を巡って繰り広げる辛辣な言葉の応酬 」by Laura Mecker, Colleen McCain Nelson より
オバマとロムニーとの間で行われる3回の大統領候補者討論会のうち、第1回目を今週に控え、米国では選挙シーズンもたけなわとなっている。
世論調査ではその殆どが、オバマ大統領の楽勝ムードを示しているものの、両党ともに選挙プロセスの信頼性については懸念している。
民主党は彼らが人種差別的だと主張する、新たな「投票者本人確認」請求( すなわち自分で名乗った通りの者だということを証明しなければならない )という、少数派の投票を食い止めるような企てに動揺している。
共和党は共和党で、投票者に対する脅迫問題( すなわち前回の選挙時に起きたブラックパンサー党によるフィラデルフィア投票区への銃携帯事件 )と、加えて前回2008年の投票日前に記録された極めて高い投票率にまつわる不正への懸念を表明している。
当時、オバマは実に58%という記録的な不在者投票を獲得したが、それはこの選挙の総投票数の30%以上という途方も無い割合を占めるものだった。
2008年の選挙における不正疑惑は、クリスチャン・アダムスによる『 Injustice/不正 』というドキュメンタリー本で立証されている。
彼は元司法省当局者で、こうした数々の申し立てに沿って動くことに無関心だった司法省に抵抗し、後に職を辞した人物だ。
司法省は彼の懸念を不満分子の怨恨として片付けたが、今に至るまで彼の情報源からの引用に異議を唱えた者は誰もいない。