10月22日付 メリマンコラム 《回顧と展望》その3

この選挙とその後の状況を予測するにあたって、考慮する事で効果的に使えそうなジオコスミックの検討事項がある。例えば、土星は10月5日に蠍座に入場したが、これは1回目の候補者討論会からたった2日目のことだった。これはこの選挙の力学において重要なシフトが9月19日(天王星/冥王星の2回目のスクエア形成)と10月8日に起きるという示唆を私にさせた要因の一つだ。

土星は2014年12月23日~2015年6月15日まで射手座への短期的に再入居する点を除けば、3年ほど蠍座に滞在する。土星が蠍座を進む間、この惑星は山羊座の冥王星とミューチュアル・レセプションとなる。

土星は山羊座を支配し、冥王星は蠍座を支配する。したがって、これらは互いに相手の支配するサインに在泊することになる(これがミューチュアル・レセプションだ)。

惑星同士がミューチュアル・レセプションとなる時、惑星それぞれが持つ心理作用が強化される。これはまるで彼らがコンジャンションの状態になっているようなものだ。 

今回のような場合、土星は人間活動において「政府」に関連する事柄を支配し、そして心理作用は「減じる」ことへの衝動となる可能性がある。

土星の本性は縮小し、物事をより効率的で管理しやすくすることにある。

冥王星の力は改革であり、その力がかかる人間活動の領域は税金と負債だ。

この2つの要素を繋げて考えれば、政府が負債の削減と税法の改革という行動を起こし始めるのはここ3年の間だと見る事が出来るだろう。