11月12日付 メリマンコラム 《長期見通し》その1

 米国がそのパワーバランスにおいて選挙前と同じ党派構成に戻った現在、妥協と「歩み寄り」は肯定的で必要なセンチメントだ。

 そのバランスは、現代の米国が経験してきた中で最も厄介な膠着状態となった。米国の政治体制が過去4年にわたって抱えてきた、そして、世界に影響を与えてきたこの有害な習性は、冥王星にワクシングスクエアとなる天王星の力学に映し出されている。

 このアスペクトは2015年3月まで発効し続ける。これは2014年4月22日にこの2惑星がカーディナルサインの13度で正確なスクエアを形成する事、そして同時に木星と火星がやはりカーディナルサインの同じ度数に在ってグランドスクエア【4つのカーディナルサイン内で各惑星が相互に形成する90度のアスペクト】を構成する事を考えると、マンデーン及びファイナンシャル・アストロロジャーにとっては非常に不安な考察を呼び起こす配置だ。

 だが、とりわけ気掛かりなのは、米国始原図(1776年7月2日または7月4日)上の太陽と土星がやはりカーディナルサインの13度かその近辺にあるという事実だ。
 
 太陽は国の指導者を、土星はその政府を支配する。ここで問わねばならない。『 もし妥協と「歩み寄り」がその時期までに達成されなかったら一体何が米国に起こり得るのか? 政治体制を担う二党派間の膠着状態とその機能不全を乗り越えられないとすれば、どんな結果が待っているのか?』