皆さんが何処にお住まいかによって異なるが、火星は11月16~17日に山羊座に入居する(日本時間では17日の午後12時前)。
これは以前も記述したが、この位相はイスラエルを含めた中東での軍事的脅威がエスカレートするという点と歴史的な関連性がある。
NEWSを見ているあなたは、もう既にそれが始まっているかどうかご存知かと思う。先週金曜のウォールストリートジャーナルでは「パレスチナ軍によるイスラエル中心部へのロケット弾攻撃に対する報復措置として、イスラエル軍はガザ地区への空爆ならびに地上からの砲撃を二日間にわたって実施するとともに、数万人に及ぶ兵員動員を決めた」と報じている。
11月22~27日、山羊座の火星は冥王星とコンジャンクション(0度)になり、(牡羊座の)天王星とスクエア(90度)を形成するので、この危険極まりなく爆発寸前の状況は、この時間帯に達するあたりで噴火するかもしれない。
更にそれは中東だけでなく、他の地域にも飛び火するかもしれない。
一方、金融市場でこの天体位相は、相場の爆発的な価格変動と合致する可能性が高いかもしれない。
もし米国政府が財政の崖問題(即ち大規模増税と緊縮財政の組み合わせ)解決に向けて何ら進展性を得られなかったり、また、イスラエルとパレスチナの緊張関係が更にエスカレートしたりすれば、これらを受けて、世界中の株式市場は大打撃を受けるはめに陥るかもしれない。
しかしながら、投資家さんたちはおそらくご存知の筈なのだ。例年米国で感謝祭のあたりの株は強気であるという事を。
その感謝祭は今週22日の木曜。この日市場は休場となる。
何かに感謝しようではないか、そして戦争勃発とならぬよう祈ろうではないか。
なお、今回から《長期見通し》はしばしお休み。フォーキャスト2013の執筆が終わり次第、再開する予定である。
*今回、先に短期見通しを訳しました。明日から≪回顧と展望≫を掲載します。