12月10日付 メリマンコラム 《回顧と展望》

 世界の株式市場では先週の大半が強基調であった。

 いくつかの市場では、数ヶ月ぶりのまた別の市場では数年ぶりに新高値を更新したが、
それ以外の多くの市場では10~9月につけた直近の高値を上抜けることあたわなかった。

 上海総合指数は12月4日、過去4年来の安値水準まで落ち込んだ後、先週末にかけて
反騰を開始した。

 言うまでもなく、これら世界(の株式市場で起こっている)異市場間弱気ダイバージ
ェンスの例は、2013年1月1日に控えた米国の「財政の崖」に向かう危険な道を進み続
けるにしたがって如実に現れ始めていく。妥協や進展の兆候もいまだに見られず、政治的
非難は(両党)互いにエスカレートし始めている(詳細は長期見通しを参照の事)。

 一方、金銀相場は先週の概して安値基調。XAU指数は8月20日以来の安値更新となって
いる。さて私達は現在、潜在的に活性の高い射手座の新月に誘われつつ、12月13日に起き
る天王星の静止から順行の流れに沿って進んでいる。