こうして、今年も押し詰まり、そしてマヤ暦の一時代が終わる12月21日が迫るにつれて、私達は世界がそれほど安心でも安全でもないことを目の当たりにしている。
経済的にも政治的にも、財政の崖の危険はもうすぐそこに迫っている。軍事的には、テロリスト国家が核弾頭の獲得に向けて前進している。社会的にも、正気の境界を越えた者達が現れて、罪も無い人々や子供達さえも巻き込んで、暴力行為を起こしている。いつになったらこのような狂気と危機は終わるのだろうか? アストロロジーの観点からみれば、おそらく今後二年間は終わらないだろう。
だが人間には選択肢がある。社会と政府が再び互いを信頼し、怖れと不安の代わりに安全と安寧の雰囲気を共に創り出し始めるなら、危機はいつでも終わる可能性はある。もちろん、言うは易く行うは難しだ。その一方で、社会と指導者達、そして指導者同士の間に繰り広げられる「非難ゲーム」が続けば続くほど、思いやりや信頼の表れとしての行為はどんどん私達の目に触れなくなっていく。