13.04.25

4月22日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2

 今週は、少なくとも2つの重要な天体位相が発生する。一つ目は4月22日~5月1日までほとばしる強力な土星エネルギー(原理)の存在。4月22日、金星が土星とオポジションを形成し、この只ならぬ時間帯の幕が開く。4月28日には太陽と土星がオポジションを形成。最後は5月1日、この日火星が土星とオポジションを形成する。この短期間に土星は多く天体とオポジションを形成するが、これは人生のどんな事柄においても、対極の発想を肥やしにして成長するというテーマに見える。マーケットで言えば、これは土星とのハードアスペクトに向かって下落している市場は買いの候補である、というルールが発動する時だ。したがって、私達はこれから強気相場の修正安を買うべく時期を伺う事になるだろう。
 しかしながら、おそらく金融市場よりもっと重要なのは、こうした土星のオポジションと世界の騒乱との潜在的な相互関連性だ。これらは平和や調和のシグナルではない。代わりに闘争や緊張の高まり、軍事衝突まで起こり得るシグナルだ(またはテロリスト活動、あるいは先週ボストンで起きたような爆弾事件など、危険ゾーンは今月末まで続く)。幸いなことに同じ期間中、この同じ3惑星(太陽、金星、火星)は、冥王星との間に調和的なトラインを形成する。この緊張の中から何か建設的な物事が生まれるかもしれない。
 今週はまた、強力な月蝕が4月25日に起きる(日本時間は26日)。この時、様々な緊張が高まるかもしれない。誰にでも当てはまる個人向けの結論は、暴力的だったり、怒りを爆発させやすい人物との口論や衝突を(接触さえも)避けるよう試みることだ。
くれぐれもあなたの大切な人への言動には気を付ける事。そのままであれば良い筈だった関係を、言葉がかき乱す可能性がある。争いを招いてはいけない。他者と共に建設的に働く道を探すべきだ。最後に、己のやるべき事には十分な時間割く事。さもなければ、遅れを取ることになり、結果なんとか間に合わせようとあなたを頼りとしている他者とあなた自身との緊張関係は否が応にも増していく。
 この期間中、多くの物事は圧力鍋に入れられた状態であると考えるべきである。タイミング良く鍋の圧を逃がしてしまわないと、今にも吹きこぼれる寸前の状態だと認識する事であろう。細心の注意を払わぬようだと、あなたの周囲の人々やあなたをめぐる状況は、崩壊の憂き目にあうかもしれない。