7月01日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2
時を同じくして、金曜日(28日)の夜間取引で、金は1179まで下落し、銀は1800を試していた。だがその後はその日のうちに相場は急反転している。それは金曜早朝、NYの日中取引が始まる前、そしてMMAのスペシャルゴールドレポートを会員向けに送った直後のことだった。金はこの安値から55ドル、銀は150ポイント近く反騰した。これは1日の値幅としてはかなり大きい!
また今週は(水星逆行以外に)他のジオコスミック要因も作用するため、重要な週となると見る。7月1日(日本時間2日)に太陽は冥王星とオポジション(180度)を形成し、7月4日には天王星とスクエア(90度)を形成。天王星・冥王星スクエアとT字スクエアを形成する。更に7月7日(日本時間8日)土星は順行に。これらはそれぞれに、全ての金融市場にとって強力なレベル1のリバーサル(またはブレイクアウト)シグナルだ。天王星が関わる上に水星逆行ときては、どんなレジスタンスもサポートもアテにはならず、たやすく破られるかもしれない。
従って、これらを信頼出来るエントリーポイントとして用いていたり、逆張りのシグナルとして用いていたりするようなテクニカル・トレーダーはフラストレーションが溜まっていく事になりかねない。水星が逆行中は、これらのポイントを振り切ったその後に反転する可能性が高く、したがってそのブレイクアウトは「騙し」となりやすい。今は短期トレーダーに向いたタイミングであり、中期のポジション・トレーダーのための時期ではない。彼らはしばしばストップロスの憂き目に遭いそうだ。