4月1日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その3
それでもあなたは疑問に思うだろう。何故、いま世界(の相場は)こんなにバラバラなのか?本当に米国が他の地域より(景気が)良いというのか?と。まぁ、ファイナンシャル・アストロロジーの観点でみれば、そうなのだと言えよう。我が国米国の始原図では蟹座の初期度数で金星と木星がコンジャンクション(0度)を形成している。その位置は、向こう約3カ月もすると、運行中の木星がやって来て、土星と海王星とでグランドトラインを形成する場所だ。私達は約束の地 … もしくは、少なくともこのところ次から次へと加速度的な勢いで約束が繰り出されつつある、そんな地を目指して進んでいる。人々は希望を持たせる約束が好きだ。これもまた木星と射手座のもう一つの特質なのだ。しかし、歌手であるデトロイトのジョータウンが感傷的に歌うように、『Nothing could be stupider than to fall in love with Jupiter.(木星と恋に落ちるほどバカげたことはない』。木星の約束がすり切れて消える時(木星がグランドトラインを一旦離れたらそうなる運命だ)、そこには何が残っているだろうか? 現実だ。そしてパーティの後の二日酔いだ。