3月18日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その3
『 私はちょうど株式市場の4年サイクルに関するMMTA講義用の研究を終えたところだ。1893年の市場から調査を始めたが、4年サイクル全30回の中で、49カ月を過ぎてからトップアウトしたのはたったの3回のみだ。さて、2013年3月は現行4年サイクルの48カ月目にあたる。これは、4月末までの間にいつ何時でも天井が示現する可能性があること、そして少なくとも20%の下落(天井から底までの下落幅が少なくとも20%に達する確率は87%)が続く可能性を示唆している。より長期の18年サイクルの中で最初の4年サイクル局面の下落率が20%以下だった例は一つも無い(20%は6例)。下落レンジは21~51%で推移してきた。現行サイクルは、2009年3月の安値から始まったより長期の18年サイクルにおける、最初の4年サイクル局面だ。一度下落が始まれば、少なくとも2カ月間は続く可能性がある(確率97%)。初回局面の終盤においては、通常それが12~18か月程度(確率83%)に及ぶ。』
この研究が示唆するように、4年サイクルの天井が今月または来月に示現する可能性は高い。歴史的に見た頻度率 — つまり生起の可能性 — は100%ではない。90%だ。4年サイクルの中で一番長く続いた強気相場の期間は60カ月ないしは5年で、これは1982年8月~1987年8月に起きた。現行の強気相場が4月を越えて(おそらくは2014年3月に至るまで)続く可能性は10%となる。しかしながら、私達の予測 — それに沿ってトレードを推奨するのだが — このような高確率を示すデータに基づいている。私はこうしたことが必然 — 混じり気無しの100% — であったならと願うが、そんな極端な確実性など、ネイタル・チャートに活発な海王星を持つ人達の頭の中以外には存在しないだろう。