2013.03.25

【メリマン氏よりおしらせ】
私事ながら、旅行を計画しており、今回のコラムは簡易版でお送りします。

3月25日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その1

 3月22日~31日(日本時間では3月23日~4月1日)、猛烈な勢いの時間帯は始まっている。それは火星、太陽、金星が軒並み天王星とコンジャンクション(0度)を形成すると共に、冥王星とスクエア(90度)を形成するという天体位相。

 金融アストロロジーでは(さらにその他のアストロロジーでも)、この現象を“トランスレーション”と呼んでいる。これはすでに2つの主要惑星間で構成されている(主要)アスペクトを(公転)速度の速い惑星(太陽、金星、そして火星)が通過する現象の事を指す。

 もちろん、主要惑星で構成された主要アスペクトとは、ここでは「天王星・冥王星スクエア」の事を指す。そして計ったかのように規則正しく、この天王星・冥王星スクエアのダイナミクスは先週、地政学的にも、経済情勢にもこれまで同様に強調された。

 先週は、キプロスにおいて突然かつ急激な銀行危機の噴出で始まった。それはキプロスが同国の(経済)危機解決策のため。自国の全ての預金に課税すると決めた事に端を発する。この課税は、小額預金者に悪影響を与える可能性があり、すぐさま国民から非常に威嚇的な手段での抗議行動が発生した。おそらく自分たちの“生き死に”の問題の方がより大切と考えたに違いない、政府や銀行は、すぐさまその無謀な計画を引っ込めた。
 
 また、金や銀が上昇し、世界中の株式市場が急落したように、このバッド・アイデアに金融市場はあまりなじめなかった。