4月1日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その1
【お知らせ】来週のコラムはMMA(メリマン・マーケット・アナリスト)の新展開、MMTA(MMAマーケットタイミングアカデミー)の開講、ならびに4月6~8日に開催するウェブ・セミナーのため休載となります。
結局先週は、火星、太陽、そして金星の全てが牡羊座の天王星を通過する事から予想されたような “3月22~31日の節目は速くて熱狂的”な状態にはならなかった。世界の株式市場は比較的静かで平穏に終わった。おそらくそれは、復活祭と過越祭(ペサハ:ユダヤ教における“出エジプト”の祭り)のホリデーシーズンが始まった事、更に先週金曜が大半の金融市場が休場となった事によるものと思われる。ただ、あるいは、ひょっとして、まだ嵐の前の静けさなのかもしれない。
我々はこれまで似たようなケースを経験した事がある。その時も太陽、金星、そして(または)火星が天王星・冥王星スクエアを “トランスレーション” したが、市場はその期間がまさに終わるという時期まで反転することが無かった。ちょうど最終日に至るまで、株式市場はひたすらおだやかに騰がり続け、わずかに直近高値を抜くような形で引けた。その後トランスレーションの期間が終わるやいなや、市場参加者の目隠しがハラリと落ちたがごとく、突如として誰もが皆、何もかも完全に異なった様相を呈しているのを目にしたのだ。それが再び起きるのだろうか? きっと起きる。結局のところ、月曜日は射手座の月で始まる。射手座はそれが何であれ、より拡大し、もっと誇大にしたがるサインだ。加えてヘリオセントリック(太陽中心のホロスコープ)の水星が現在射手座を運行中で、これが3月26日~4月5日(日本時間3月27日~4月7日)まで続く。したがって、来週全般を通して、そして特にエイプリルフールである月曜日には、宇宙の拡大志向が十二分に発揮されるだろう。