4月1日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
牡羊座の天王星に対してこれほど惑星の接触が連発する下で、予測されたほどには株式市場がボラタイルでなかったにもかかわらず、どんなサインにあっても発揮される天王星の一つの側面として、やはり先週は非常に奇妙な週ではあった。例えば米国では、ダウ工業平均とS&P500がじり高でにじり寄って史上新高値を更新。しかしS&P先物(期近)は、2007年10月11日に達成した史上最高値1586.75から見てもまだかなり安い水準。こちらは(祝日に伴う)短縮取引で1562.75をつけ、先週は引けた。
ダウや他の米国市場が史上新高値や数年ぶりの高値を更新しているにもかかわらず、世界の他の市場のなかには、数週間ぶりの安値を更新した市場も。例えば上海総合指数は年初来安値水準を試しており、ニフティ(印)は既に年初来安値を更新し12年11月以来の安値水準にまで下落している。欧州(特にロシア)と南アメリカでは、先週殆どの指数が同様に下落していた。実際、株式が上昇して現行サイクル内での新高値を更新して地域は米国のみであったのだ。世界最大の 紙幣発行機が元気いっぱいの射手座生まれの人物(バーナンキFRB議長は射手座生まれ)によって動かされているというのはステキなことだ。彼が手を貸せば、誰もガックリした思いを抱えてパーティーから帰ったりはしない。そうだ、彼は手を貸すだろう。