2013.04.15

*今回は先に《短期見通し》から訳します

4月15日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その1

 先週は、4月12日(日本時間13日)の冥王星逆行の開始で幕を閉じた。当コラムで何度も論じたように、惑星の滞留は動きの反転前後の数日間にその惑星の持つテーマを強調する。そのため我々は再び増税、信用格下げ、負債と赤字の増加についての議論を見聞きすることになるだろう。もし幸運であれば、まさにこれらの問題を修復するための真摯な提案や、一部の国々、例えば米国などで税制の抜本的見直しの声が聞かれるかもしれない。個人所得税申告の期限が4月15日ということから、今週米国では税金問題が見出しを飾ることになるというのは周知の事実だ。何故株が過去3カ月間にわたってこんなにも騰がったのかという理由の一つには、これがあるのかもしれない。人々は彼らの退職金口座に大金を注ぎ込んでおり、そのお金の多くが株式市場に流れ込んでいる。特に米国ではそうだ。

 今週は水星が魚座を離れ牡羊座に入り(日本時間4月14日)、金星が牡羊座を離れて牡牛座に入る(日本時間4月15日)。これが投資家心理の変化と同期する可能性はあるが、株式にとって悪い要素には見えない。価値ある物(株式のような)を統治する金星が自ら支配するサインである牡牛座に入居する。どちらかといえば、これはおそらくより強気に向かうだろう。

 運行中の火星もまた、現在二つの理由から重要となる。まず4月11~17日にNYSE(ニューヨーク証券取引所 1972年5月17日設立)の始原図の土星と火星はコンジャンクション(0度)を形成。次に同資源図の木星・海王星とはオポジション(180度)を形成する。これはダウ平均の突然の反転と相互関連する可能性がある。とはいえ、そう長くは続かないかもしれないが。