2013.04.16

4月15日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2

 ただ、今週起きる最も大きなジオコスミックファクターは4月17日(日本時間18日)。太陽が26か月ぶりに火星とコンジャンクションを形成する所であろう。数年前、私はシカゴで開催されたアストロ・エコノミック・カンファレンスにおいて、研究発表を行った。その中で私は、これら2惑星が互いに10度以内の距離で運行する時、米国株式で10%、あるいはそれ以上の値幅を伴う反転が起きた事、その確率は、他のどんな天体位相と比べても高かったという事を例証した。
 
 我々はこの位相が近付くにつれ、明らかに10%以上の反騰場面に出くわしている。従ってこの見立てでは、いつかまもなく(米国株式が)天井をつけ、その後10%あるいはそれ以上の下落が始まるという事を意味している。

 この天体位相のオーブ(許容範囲)は5月末までであるのだが(日本時間で見ると6月2日あたりまでか)、もちろんこの時間帯が終了するより前に相場が下げ始める事は充分ありうる。コンジャンクション(ここでは日本時間18日)が迫るにつれ、相場が反転し始める可能性は日を増して高くなる。ただひょっとすると、この反転は強力な月食(日本時間26日に部分月食)、あるいは同じく強力な日食(日本時間10日に金環日食)と共に始まるのかもしれない。

 その場合、私は月食の接近に伴って天井とそれに続く反転が起きるという見込みを好む。何故なら、この月食は土星のオポジションに太陽、金星、そして火星を送り込む形をとるからだ。