2013.04.26

4月22日付 メリマンコラム 《長期見通し》

『もし私の話があまりにも明解に見えるなら、あなたはきっと私が言ったことを誤解しているに違いない。』
— 前FRB議長 アラン・グリーンスパン/過去の発言より

 今週、私が考えに入れるたった一つのことは、木星が現在双子座15度に在泊していることへの注意だ。

 4月13日土曜に木星は14度にタッチした。木星が双子座の14~24度に在泊している時に、天王星と冥王星が相互にハードアスペクトを形成したのは過去100年の内で2回あり、その時世界の多くの株式市場が史上最高値をつけた後で激しい下落に見舞われ、それは木星が獅子座に移行する時点まで続いた。

 たった2例とはいえ、この相関関係は頭に入れておく価値がある。特にダウが4月11日、木星がこの黄道帯の領域からたった1度しか離れていないタイミングで史上新高値をつけていることからもそれは言える。たった二つの事例から引き出したに過ぎない説だとしても、これが重要な相互関連性を示している可能性はある。だが、これについてはオーブの領域を前後両方向に10度ずつ拡大する必要があるかもしれない。