2013.05.29

5月27日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
 またこの天王星・冥王星の天体位相は、大方の予想より早く、FRBの量的緩和策に関する出口戦略についての話題と合致した。先週、FOMCに参加する一部の連銀総裁達が、FRBが長期国債と不動産担保証券(MBS)を毎月買い取っていくという現行の量的緩和策を、近々縮小方向に進める可能性を示唆したのだ。かねてから、バーナンキ議長は、この政策が2015年まで続くと明言していた。この驚きの報告がなされたのが5月22日(水曜日)、これを機に世界の株式市場は暴落した。この日はまた、運行中の火星がニューヨーク証券取引所設立図にみられる水星・冥王星スクエアの水星とコンジャンクション(0度)を形成した日でもあった。先週のコラムでは次の通り述べた “NYSE設立図もまた5月21~28日に強調される。というのは、運行中の火星がNYSE設立図の太陽・水星コンジャンクションとコンジャンクションの関係になると共に、同設立図の冥王星とはスクエアを形成するからだ。この天体位相は、米国株式市場における急落とは非常に高い相関関係を持っている。ただし、かなり短期の下落となるかもしれない”。