6月3日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その3
しかしながら、世界平和に真に価値を置く者にとっては、先週は海王星のポジティブな側面も顕れた。米国大統領バラク・オバマがメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)の記念式典において、戦争行為の醜さと犠牲の大きさについて感動的なスピーチを行ったのだ。彼は私達皆が信じていることを語った。戦争は人命と資源の悲劇的な消耗であり終わらなければならない、と。ジミー・カーター前大統領も数年前に同じようなことを述べたが、その言葉によれば、全世界が平和を望んでいるが、その平和へのたった一つの障害は世界の指導者達だそうだ。
さて話を現在と未来に戻そう。5月20日に示現した都合7回シリーズの中3回目にあたる天王星・冥王星ワクシングスクエアと同期して、世界の投資界には過去2週間の間に根本的なシフトが起きたようにみえる。
これは先週、世界中で株価が下方に向かう動きとして反映された。
さて私達にとっての疑問はこれだ。木星が天王星・冥王星のハードアスペクト期に双子座後半部という重要な領域を運行中の今、果たして4年サイクルは天井をつけたのだろうか?
これは1929年に起きた株式市場の崩壊と、1966年にダウ平均が歴史上初めて1000㌦にタッチした後の25%に及ぶ株価の下落、双方の直前にみられた様相と同じだ。これと同じアストロロジカルな要因が示現したのは、過去100年間にたった2回の例しかない。(あるとすれば)今回はその3回目となる。