2013.06.11

6月10日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2

 失業率が(前月より0.1%)上昇して7.6%になったとて気にすることはないのだ。より多くの人々が失業したという事実にもかかわらず、(前月と比べて)175,000人もの新たな労働人口が生まれたのだ。つまりは今のところ、そう報告されているのだ。4月の雇用者数 — そして3月のそれも — 下方修正されていたが。海王星が滞留から逆行に転じ、そして金曜に月が双子座に入居すると共に、矛盾と誤解と改訂がこの終わりも結末も見えないドラマの持つ筋書きの一部となった。
しかし怖れることなかれ。彼らはまもなく件の“問題の先送り” を再開するだろう。けれども蠍座の土星と山羊座の冥王星の足下で、世界規模の負債に対する “審判の日” は日に日に近付いてくる。少なくともここ2週間のバーナンキによる発言は、FRBが際限のない支出依存から米国を徐々に優雅に撤退させる方法を考えていることを投資家に気付かせた。だがファイナンシャル・アストロロジャーとしての皆さんは、木星、天王星、冥王星がまもなくT字スクエアを形成しようとしている(2013年8月~2014年5月)時、そんな事が可能だと信じるだろうか? 天王星はそのタイミングの不確実さにかけては右に出る者がいない。殆どいつも、遅すぎるか早すぎるか、(時間が)少なすぎるか長すぎるかだ — これに木星が加われば、おそらくは長すぎる方だろう。

*MMAマーケットタイミングアカデミーの授業のため、来週のコラムはお休みさせていただきます。