6月10日付 メリマンコラム 《短期及び中期見通し》 その1
今や私達の関心は、最も強力かつ、株式市場における長期サイクルの天井との一貫した相関性を持つジオコスミック・サインの一つ、土星・海王星のウェイニングトラインへと移っている。このシグナルについては拙著『究極の株価タイミング第二巻』に詳述したが、来週末にMMTA(MMA・マーケット・タイミング・アカデミー)で開催されるオンラインセミナーにおいてもその主題となっている。
先週(日本時間7日に)始まった海王星逆行と7月8日に迫る土星逆行の終了に伴い、これら2つ惑星は都合3回発生する相互に正確なウェイニングトラインのうち、最後の2回がそれぞれ6月11日(日本時間12日)と7月19日に形成される。したがって、その(オーブも含めた)全期間(6月11日~7月19日)が、このアスペクトの持つ原理によって強調されるだろう。
実際、木星がこの惑星ペアと正確なグランドトラインを形成するのは7月17日(日本時間18日)のみだ。グランドトラインはおそらく最も好ましい、または調和的な天体配置だと見なされるのだが、この時の木星は蟹座初期度数にあって、ちょうど米国始原図の金星・木星コンジャンクションと重なる。
この話をすると長くなるのだが、手短に言うと、これは建て直しのラストチャンスとなる公算が高い。何故なら、その後は来年の5月まで、破産や金融危機を意味する木星・天王星・冥王星のT字スクエアがその効力を発揮するからだ。そしてこのT字スクエアもまた、米国始原図における繊細なポイント、すなわち太陽・土星スクエアとピタリ嵌ってしまうのだ【註:詳しくはフォーキャスト2013をご覧頂きたいのだが、上記のT字スクエアと始原図のスクエアとでグランドスクエアが形成される】。
*MMA・マーケット・タイミング・アカデミーの授業のため、来週のコラムはお休みさせていただきます。