6月24日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2
グランドトラインは、全惑星パターンの内で最も調和的なものとされている。だが、その後まもなく、木星は天王星・冥王星スクエアとのT字スクエアを形成、その動きは来年に入っても続く。これは典型的な「破産のアスペクト」であり、特に(たとえば米国のように)始原図や出生図におけるカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の10~15度に惑星を有する国々にとっては強烈な意味を持つ。また、蟹座は銀を支配することにも注目だ。(2013年中盤~2015年中盤にかけて)木星が蟹座~獅子座を運行中に金と銀が反騰し、一方で株価がどんどん下落していったとしても驚くにはあたらない。
しかも、水星は6月26日(日本時間午後22時頃)に逆行に転じ、7月20日まで続く(日本時間21日午前3時30分ごろに順行になる)。またこの時期、土星が7月7日に(日本時間8日午後2時ごろ)逆行から順行に、天王星は7月17日(日本時間18日午前2時過ぎ)から順行から逆行に方向転換する。7月17~19日の木星・土星・海王星のグランドトラインは好ましいものであり、例えば移民法案のように、この時期に下される長期にわたる決定には明るい見通しがある(まぁ、この法案は多くの人々にとって好ましいと思われるが、他の人々にとっては大きな心配事だ)。しかしながら、これまで述べてきたような他のシグナルの顕現(特に天王星・冥王星スクエアと天王星の逆行)も示現することを考えれば、金融市場にとっては非常にワイルドな時期にもなりそうだ。
*ヘリオセントリック…太陽中心のホロスコープで見るアストロロジー。このヘリオ セントリックでみた射手座サインに水星が入る時間帯をメリマンアストロロジーでは「ヘリオ射手座ファクター」と呼んでいる。
*ジオセントリック…地球中心のホロスコープで見るアストロロジー。通常のアストロロジーやMMA、当コラムで使用するのはこちらの見方。このジオ セントリックでみた射手座サインに月が入る時間帯をメリマンアストロロジーでは「ジオ射手座ファクター」と呼んでいる。ちなみに今月のジオ射手座ファクターは6月22~23日。来月は7月19~20日。つまり今回の水星逆行は6月と7月のジオ射手座ファクターに挟まれる格好となる。