7月08日付 メリマンコラム 《短期見通し》その1
終わっただなんて思ったら大間違いだ。天体位相の観点では、今週もまた別の重要な週といえる。水星逆行期の中間点は7月8日(月曜)となる。水星の逆行開始時期(6月26日)付近で1サイクルを完成させなかった相場(つまり、なんらかのボトムをつけて反転しなかった相場)は、往々にしてこの逆行の中間地点で反騰する可能性が少なくない。それに加えて7月7日(日本時間8日)、土星が進行方向を変え、逆行から順行に転じる。これは市場心理に酔い醒まし効果を与える可能性がある。というのも、土星は酒が半分入ったグラスを見れば、まだ半分しか満たしてないからもっと注げ、というよりは、まだ半分しか空になってないからもっと減らせ!と思うからだ。蠍座の土星の下ではグラスが割れることさえあるかもしれない。
これは「審判の時」であり、土星に焦点が当たる時はいつも、負債と赤字の問題が表面化してくる。とはいえ、今回はそれほど悪くは出ないか、緊急の問題にはならないかもしれない。何故なら土星は7月17日~19日に起きる、あの海王星と木星へのグランドトライン形成に近付きつつある。もし土星が低金利という薬物からの脱却から起きる禁断症状に似ているとするなら、木星と海王星は次にこっそりと手に入れる麻薬そのものだ。まぁ言ってみれば第二のチャンスというところか。