7月22日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その2
話を元に戻そう。…そう、アストロロジーの観点からの私の主張は「狂気」である。これには水星と天王星が関係している。規範の外にあるかどうかなど、お構いなしとまでは言わないが、狂気とは何かという問いを考えると、現時点で、どちらかといえば“狂気”に関係しているのは天王星ではないだろうか?問題は天王星が何をなすかという事であろう。更に加えて天王星は進行方向を変えているので、現在脚光を浴びている。まさに17日(日本時間18日)、天王星は逆行を開始した。惑星が進行方向を変える(逆行⇔順行)時、その手前で“静止状態”になる。更に今回の天王星のように、惑星が静止状態になっている時、その惑星に関連付けられている原動力(dynamics)がその時点で強調誇示される。天王星が前に出てくると、何かと夢中になるか、常軌を逸した行動にでる傾向があり…、うむ、ご理解いただけるだろうか。要はアストロロジーが努力の末に導き出した支配性など、てんでお構いなしの存在なのだ。天王星は、テクノロジーや科学的発見、(常識などは必ずしも必要ではない)尋常ではない知性、宇宙飛行士、サイコパス、そして宇宙船なども支配する。そして、ここから共通のテーマが浮かび上がる。
この話は、天王星の静止状態だけでは半分話しただけに過ぎない。話の残りの半分は水星にまつわる話である。天王星同様、水星もまた静止状態にあった。 7月20日(日本時間21日)、水星は逆行から順行に動きを変えた。従って、水星の原理原則もまた脚光を浴びる。天王星が高尚な精神-常識と実用性の枠を超越した存在-だとすれば、水星はよりノーマルで 意識的、あるいはよりシンプルに“知識と学習”を追求する存在といえる。では、天王星の思考(型破りでラジカルで極端)が水星の持つノーマルな思考とぶつかるとどうなるだろう?そう狂気である。