2013.07.29

7月29日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その1

先週、世界の株式市場は比較的穏やかだったが、現在発効中の惑星配置の強烈さを考えれば、おそらくそれは殆どのファイナンシャル・アストロロジャーにとって不可解だったろう。たとえば米国では、NYダウは2週連続にわたって、上下の値幅は200ポイントに満たなかった。これは去年3月以来見られなかった値動きである。アストロロジーの観点から言えば、これはおそらく水星の滞留によるもので、前週末に水星は順行に転じている(日本時間7月21日)。

水星が逆行に転じる時の方が、滞留から順行に移る時に比べてかなり激しい値動きとなるのを私はこれまで観察してきた。だがそうだとしても、天王星からのハードアスペクトがすぐそこに存在する時、金融市場は不安定になるものだ。しかしこれまでのところ、今回は様相が異なるように見える。私達にはまだあと1週間、際立つ天王星と共に歩む時間が残されている。7月31日(日本時間では8月1日)、運行中の火星と天王星はスクエアが形成される。これら2惑星が共に働く時は、多くの金融市場において、通常は(おそらく75%の確率で)激しい価格変動を生み出す。

前週に引き続き、先週のNYダウ、S&P先物はそれぞれ15,604、1695.50で史上新高値を最更新。更にこれも前週同様、世界の主要株式市場はどれ一つとしてこの米国株式の動きに追随する動きは見せなかった。(都合7回中)3回目の天王星・冥王星スクエアの影響下でつけた5月20日~23日の高値を、世界の殆どの市場が最高値として維持しているのだ。実際、同じ米国のナスダック総合までもが前週につけた高値には届いておらず、したがって、異市場間弱気ダイバージェンスが依然として世界の株式指数に示現し続けている。