2013.08.07

8月5日付 メリマンコラム 《短期及び長期見通し》 その1

コラム冒頭でも及べた通り、我々は現在、新しく強力なジオコスミック・サインがもたらす非常にワイルドな時間帯に入ろうとしている。それは2010年半ば~2011年初頭に続いたカーディナル・クライマックスの第2回戦の始まりだ。今回は木星・天王星そして冥王星を含むものだが、今後8カ月の間に金星、水星、太陽、それに火星がそれぞれ天秤座に入居し、その運行過程でグランドスクエアを形成していく。

この新カーディナル・クライマックスの第一工程の開始は8月7日(水曜)から(日本時間朝9時ちょっと前)。それは、これから都合3回形成される木星・冥王星オポジションの第1回目にあたる。

8月21日には、これもこれから都合3回形成される木星・天王星ワクシングスクエアの第1回目が控えている。さて、世界はいったいどのくらいワイルドになるだろうか? 

さあ、牡羊座の天王星がこれほど突出していれば、予測は困難を極めるだろう。天王星が強調される時は、何事も全くもって予想通りにはいかない。先週、火星が天王星にスクエアとなった時(日本時間8月1日)に経験した事がその良い例だ。

また、(天体位相に)木星が関わるとなれば、何が起きるにせよ、それは誰もが心得て準備しているよりもはるかに大きな出来事となるだろう(皆さんは例外だが)。冥王星が関わるという事は、その出来事は厄介事かもしれない。私はなにも金融市場や相場付きについてのみ話しているわけではない。このシグナルはそれを超えて、優に社会、政治など暮らしの骨組みにまで影響を及ぼすものだ。

自由、すなわち選択の権利が独裁的な世界のリーダー達によって奪われるのか、それとも人々が自分達の権利と国体の基盤を護るために、自らの態度を明確にするのか、という問いが、ここに示されている。

この時期は、抗議運動のために膨大なグループが組織される時だ。2010年、2011年を思い返してみるといい(ティーパーティー運動、ウォール街を占拠せよ運動、アラブの春、その他世界中でこれまで通常とされた統治体制を混乱させる、様々な活動が生まれた)。 

至る所に既視感が満ちあふれている。ただ中に居る人々が変わっているだけだ。いや、もしかすると、ただぶつける不満の中身が変わっただけで、中の人は変わらないのかもしれない。