8月5日付 メリマンコラム 《短期及び長期見通し》 その2
そんなわけで、(火星が木星とコンジャンクションを形成し、なおかつこれらが天王星・冥王星スクエアとT字スクエアを形成した)7月末から8月の第一週、そして(木星が今後3回、天王星・冥王星スクエアとT字スクエアを形成するその第一回目にあたる)向こう2週間は、ファイナンシャル及びマンデーン・アストロロジャー達にとって重要な期間であるといえる。
それは大衆を苦悩させ、共同体が揺れ動く要因となり、片時も鎮まることなく、そして変化への要求を突きつけて来る、そんな問題の数々を私達に垣間見せてくれる。
もし世界のリーダー達が、これらの問題について話し合うに足るほど真に開かれた精神を持っているなら、相互理解への偉大な進展がみられるかもしれない。そんな精神を持てないのなら、抗議の声は高まり、その結果、多くの国々の指導者達にとって、予想もつかないほどのものになるだろう。
いつも言うように、これは選択の問題なのだ。そしていつも言うように、私自身は最終的には楽観主義者だ。何故なら人類進化の未来は改革と世界平和に向かって続いていくのであり、恒久的な破壊に進むのではない、と信じているからだ。
だがそれと同時に、特にこのアスペクトが世界の独裁的指導者達と、そしておそらくは銀行とによる権力掌握をも示唆していることを考慮すれば、私はこの挑戦が決して安易にはいかない事をも疑わない。
私は数週間前、おそらく通貨と世界規模の負債問題を含む、何か重要で衝撃的な物事が起こりそうだと述べた。さて、私達はここに至った。そして今後8カ月にわたってこの力が効力を発揮していく。
今週、木星は冥王星とオポジションを形成する(13~14年毎に形成)。これは2007年12月の木星・冥王星コンジャンクションから始まったサイクルの絶頂期だ。 皆さんは2007年10月に示現した、株式市場の天井を覚えておられると思う。そして、サブプライム金融危機の結果として起きた、世界規模の不況と暴落が続いてスタートし、それが中央銀行、特にFRBによるゼロ近い金利と量的緩和策に導いて現在に至る事を思い起こされるだろう。こうした政策は当時、金融崩壊から世界を救った(まぁ、救われたのは銀行だったわけだが)。しかしながら、貯蓄をする人々には世界中で大きな打撃となった。
当時始まったサイクルは、今後8カ月の間に絶頂期を迎えようとしており、今週からその時間帯がスタートする。但し、これからの2週間は、私達がどんな状況に向かっているかを確認する上での、強力な手掛かりが提示されるだろう。これは気軽な売買や安易な投資を許す環境ではなさそうだ。