8月19日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
アジア及び環太平洋地域では少し様相が異なっていた。新高値を更新つけるのではなく、インドの株式市場では先週末にかけて年初来最安値を試しにかかっていた。一方他のアジアおよび環太平洋地域の株式市場は反騰。しかしその値位置は5月の年初来高値水準どころか、それ以降の2番高値よりもはるかに下値位置のところもあった。
そのため、世界(の市場)を見渡してみると、2013年5月20日~22日に多くの株式市場が天井をつけたのを見て取ることが出来る。これはファイナンシャル・アストロロジー由来の多くの情報(双子座14度~24度に在泊する木星、天王星・冥王星スクエア、その他)から予測されたことだ。しかしながら、米国の株式指数とオランダのAEXは8月に新高値を更新しており、そして現在はそれらもまた下落し始めている。しかもこの下落は8月7日~21日、木星が3回ある内の最初のT字スクエアを冥王星・天王星に対して形成するにつれて始まっている。
一般的に、これは世界の株式市場にとって明るいシグナルとは言えない。何故ならこのような長期の木星トランシットの下で下落が始まる場合、新たな方向への勢いが一気に強まる可能性があるからだ。以前も述べたように、天王星と冥王星への木星のT字スクエアは、典型的な破産のアスペクトだ。もし抑制が効かなければ、ヒステリー、パニック、そして大きな損失へと繋がる可能性を持つ。十分に注意してほしい。