8月19日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その1
「米国農業経済を牽引してきたトウモロコシ価格の高値の勢いは、記録的な豊作予想のただ中で色を失いつつある」
— 2013年8月12日付ウォールストリート・ジャーナル紙 “What’s News… Business and Finance,”より
「2013年夏を通して、木星は海王星と土星に対し水性星座宮のグランドトラインを形成する。これは理想的な生育条件を生み出すだろう。特に6月と7月は、大方の穀物にとって素晴らしい成長シーズンになると思われ…… 2013年5月1日以前に全ての穀物がトップアウトすると予測している。トウモロコシと大豆は、2012年8~9月にすでにトップアウトしたかもしれない。2013年の生育期には全穀物が中期サイクルの底に向けて下落するだろう。これはもしかすると、2014年初頭まで続く可能性がある。なお、その後は生育にとってあまたの悪条件が押し寄せ、穀物全般の価格を上昇させる時期が控えている。結局、2013年春・夏の天候と気温は作物の生育にとって理想的なものとなりそうだ。したがって私は大豊作を予想している。農家はヘッジ取引を用い、2013年の収穫に備えて高めの利益を確定しておくことを推奨する」。
— レイモンド・メリマン 2012年11月執筆 『フォーキャスト2013』Seek-It Publications より
アストロロジー及びアストロロジャーがいかに好結果を叩き出すことがあるか。時折、これを非常に面白く思う。とりわけ、予測が立てられた時点 — 但し8~9カ月前 ― と同じ主旨のニュースがもたらされた時などがそうだ。正しい予測には価値がある。穀物と農家にとっては、それが過去3年連続して現実となった。
さて今、ジオコスミックな惑星パターンが構成するこの特記すべき夏という季節を過ぎ越しながら、これまでに物事がどう進行し、あるいは行き詰まり、ひっくり返ったかを振り返ってみるのもいいだろう。
まず始めに中東、そしてエジプトを見るなら、状況は2008年~2015年のカーディナル・クライマックスの最初期に起きた「アラブの春」の根幹に再び戻ろうとしているのを見て取れる。木星と天王星がコンジャンクションを形成し、最初に土星・冥王星とカーディナルTスクエアを形成したのが2010年~2011年だ。木星は進み、今や私達は木星による天王星へのワクシングスクエア期(90°の進行、または木星・天王星14年サイクルの1/4局面)を迎えようとしている。すなわち、木星と天王星による全惑星サイクルが始まった2010年~2011年のコンジャンクションに続く、初回の1/4局面だ。私達はここまで来たのだ。