8月19日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その2
それに加えて、木星が現在冥王星とオポジションを形成中で、これが2013年8月7日~2014年4月まで続くことも注目に値する。現在は2007年12月にコンジャンクションで始まった木星・冥王星サイクルのちょうど中間地点だ。このサイクルの始点がちょうど大不況の本格化と一致するのを思い起こされるのではないか。
つまり私達は、木星と冥王星、そして木星と天王星という2つの重要なサイクルが、2013年8月~2014年4月の間に時を同じくして合流するのを目撃するわけだ。そしてまた、これらはカーディナルクライマックスが始まった時期とは時間的に非常に密接な関連性を持っている。端的に言って、それは2007年終盤のテーマと2010年半ば~2011年半ばに生起したテーマの両方が、今回共に還ってくることを意味するのだ。
8月という月は非常に重要な意味を持つ。何故なら1)木星が天王星・冥王星に対してT字スクエアを形成する。そして2)金星がこれに対し8月末(8月24日~27日)にグランドスクエアを形成する。今やグランドトラインは去り、グランドスクエアがやって来る… それは金星に始まり(今月)、2014年4月21日~22日の火星をもって終わる。この時は火星が天秤座13度、木星が蟹座13度、天王星が牡羊座13度、そして冥王星が13度に在泊することになる。
もう一つ、ひょっとして忘れてしまった方々のために言い添えるなら、米国の太陽は蟹座の13度近辺にあり、土星は天秤座の14度あたりに在泊する。アストロロジャーはこれが何を意味するかを知っている。たとえ、どんな形で物事が起きるかを特定するほどの確信はないとしても、だ。彼らは確実に興味深い洞察を得ている。
グランドヘキサゴン、グランドセクスタイルまたはダビデの星が輝き、そして2013年7月の木星・土星・海王星グランドトラインを経てこのグランドスクエア — 2008年~2015年まで7年間にわたる苦闘物語のさらなる一章へと、何とドラマチックでコミック本めいたシフトが起きることか! まるでトウモロコシの、大豆の、価格変動のようだ。あるいは気象や大気の動きにも似ている。多くの理由から、これは細心の注意を払うに値する時期だ。宇宙的にも地球中心に見ても、起きてくる惑星配列のどれをも無視することは出来ない。
こんな短い期間に、こうした組み合わせ全てが共に示現するようなことが前にあったのかどうか、私には知る由もない。私達がはるか古代のことを覚えてでもいない限り、これは私達全員にとって、まったく新しい経験となるのだ。