2013.08.30

8月26日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その2

洞察を得るためにアストロロジャーに相談することを…万引きと同一視する程度の認識しか持っていないような人々は、世界中で社会の至る所に存在する。これはそんな人々に関する問題だ。私は個人的経験から(他の無数の専門家と同様に)、高度の訓練を積んだ有資格のアストロロジャーに現況分析や今後の選択肢への洞察を得ようと助言を求める行為が、アストロロジーをスキャンダルだと感じたり万引きと似たようなものだと考えるような人のアドバイスを受け入れるよりずっと価値あることだと保証出来る。アストロロジーと、それが社会にもたらす価値を理解している人々ならよく知っているように、現実から乖離した物事など何もない。エンターテインメントやお遊びとしての星占いの時代はとうに過ぎ去ったのだ。これは女性やマイノリティには投票したり好きな衣服を選んだりする資格が無いとか、知恵に欠けるなどという考え方が、もう過去の遺物であるのと同じことだ。

だがこの辺で、こうした問題を現代社会と現在の惑星アスペクトに関連付けて見てみよう。天王星は冥王星に対して3年間にわたりスクエアを形成している。これは112年〜142年という天王星・冥王星サイクルにおける、最初の1/4局面だ。今回のサイクルは1965年〜1967年のコンジャンクションから始まっている。天王星が持つ性質は、もはや陳腐化し時代遅れとなった社会規範から自らを解放すること、自由になること、または反抗することだ。また冥王星が関わる人生領域の一つはセックスであり、冥王星が支配する蠍座は、セックスと再生のサインだ。冥王星は負債もまた支配するが、これについては普段からこのコラムで主題として論じている。しかし、私は自分が蠍座に金星と木星を持つ身として、コラムでセックスについて論じる価値をよく知っている。読者の皆さんには、おそらく金銭について論じるよりセックスを含んだ話題のほうが読んでもらえるだろう。この二つの話題を一つにまとめて書ければ、コラムニストとしてはもう大鉱脈を掘り当てたようなものだ。