2013.09.18

9月16日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2

 これは相当に興味深い。何故なら、和平仲介役のプーチンは、いまだにアサド(シリア大統領)は化学兵器など保持していないと主張しているにもかかわらず、アサド自身は、もし米国が軍事介入という―たとえそれがジョン・ケリー国務長官言うところの信じがたいほど小規模な介入だとしても ―彼への脅迫を撤回するなら、(化学兵器の)国際管理に同意するとしていることだ。

次回の天王星・冥王星ワクシングスクエアが11月1日と急速に迫る中、いつまでこの “悪あがき” が続くのか……。 いつまでこの “不可侵の全き境界線” パート2が尊重されるのやらと、私達は問うべきだろう。

 先週の市場判断では、投資家はこのプーチンによる和平提案を真剣かつ肯定的に受けとめているようだ。だが私が思うに、殆どのマンデーン・アストロロジャーは同意しかねるのではないか。

 さて、アンジェラ・メルケル(独大統領)はどう考えているだろうか? もうそう日を置かぬ9月22日、ドイツで総選挙が行われることを私達は頭に入れておかねばならない。また、FRBの動向を観察するというのも興味深い。

 誰もが今、FRBに注目している。2010年夏、カーディナル・クライマックスがフル回転に入って以来、過去3年にわたる月ごとの債券買い入れプログラムから、FRB自身が撤退を開始すると実際に発表するのかどうかと皆が見守っているのだ。もしそうなれば、市場は…… 仮に買い入れ縮小したとしても、荒れるかどうかはまぁ、その規模にもよるだろう。