9月16日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2
しかしながら、1980年代にロング女史がこのジオコズミック・サインについて発表した研究以来、私達は貴金属以外の市場、例えば通貨や大豆市場などが、同様に大きな価格変動が生じるのを観測してきた。翌9月19日は満月で、これも大豆市場に今週、急激なトレンド反転を起こす可能性を含んでいる。またその翌日9月20日は冥王星が滞留から順行へと移行するが、このシグナルも1週間以内に農作物への被害報告が出される可能性を示唆している。
さらに冥王星の順行は、後に続く9月25日の土星・月のノースノードのコンジャンクションと共に、世界の他の課題……例えばシリア、ロシア、そして米国が抱える問題への非常に重大な指針でもある。先週次の通り述べた“土星と月のノースノードとのコンジャンクションはおおよそ11年周期。前回これが起きたのは2002年6月6日であった。世界の株式市場をみると、米国は2002年10月に、世界のその他の市場は2003年3月に4年サイクルの底をつけるまで下落している。またこれは、米国がサダム・フセインを打ち倒すための国際包囲網を打ち立てようと企てていた時とも重なる。当時の申し立ては、フセインとイラクが大量破壊用の化学兵器を保有しているということだった。マンデーン・アストロロジーではこのようなテーマが過去幾度となく繰り返されてきた。皆さんは不思議に思うだろう。「何故 “彼ら” はその事実を見ようとしないのか?」と”。
さて先週、おそらく “彼ら” はその事実を確かに見たのかもしれない。真相は誰にもわからない。まぁもしかしたら、モスクワかワシントン・DCの誰かが、2002年当時と現在との関係性にやっと気付いたのかもしれないが。