【お知らせ】今週は、MMAサイクルズレポートの編集作業と投資日報フェスティバル準備のため翻訳の時間が取れません。
誠に申し訳ございませんが、今週は《短期見通し》のみの翻訳とさせていただきます。
9月23日付 メリマンコラム 《短期見通し》
先週はヘリオ射手座ファクターの片鱗を垣間見た週であったといえる。この位相については先週次の通り述べた“その日 — 9月18日 —太陽中心のホロスコープで見た水星が射手座入り(ヘリオ射手座ファクター)するが、これは数十年前、ファイナンシャル・アストロロジャーのジャン・ロング女史が、金と銀の市場にとって特別にボラタイルな時期となることを確認している”。9月29日まで、このファクターは終わらない。
今週やってくる大きなジオコスミックサインは、月のノースノードと土星のコンジャンクション(0度)。11年周期でやってくるこの天体サイクルは、説明責任(accountability)、責務( responsibility)、深刻さ(seriousness)そして行動に伴う結果(consequences for one’s actions)の原則と、改革(reformation)、変化(transformation)、そしてリニューアルの原則とを兼ねそろえている。ただこの影響のオーブ(許容範囲)はこの日を前後して最大9ヵ月に及ぶのでトレード使用の天体アスペクトとは言えない。とはいえ、前回この天体位相が発生したのは2002年6月。米国株式が4年サイクルボトムボトムをつけ、2年半に及んだ弱気相場に終止符を打った月のまさに4カ月前であった。更には、この位相から9カ月後の2003年3月、米国はイラクに攻撃を仕掛けている。
さて、23日に規制(regulatory)、経営者による事細かい経営指示( micromanaging)のサインである乙女座から、正義(justice)と公平(fairness)、そしておしゃべり(schmoozing)のサインである天秤座へと太陽がサインチェンジした今週の話に戻ろう。
26日(日本時間では27日)、金星(天秤座の支配星)は木星と好ましいトライン(120度)を形成する。これは合意へといたる機会の、更なる別の窓口といえる。25日の土星・月のノースノードのコンジャンクションはシリアスで不安いっぱいの天体位相だが、同時期、深刻な提案はこの金星・木星トラインによってどこかに引っ張られて行くかもしれない。この時、このコンジャンクションは、海王星とトラインになっている点にも注意して欲しい。平和を達成し、いくさを回避するために進行中の重大な動きがあるかもしれない。
とはいえ、このコンジャンクションが蠍座で形成される天秤座を鑑みると、戦場は再び財政の分野にシフトしようとしているのかもしれない。負債(Debt)、赤字(deficits)、そして信用格下げ(downgrades)の問題が「今そこにある危機」である事に今も変わりはない。もし、金星・火星がスクエア(28日)になる今週末までに希望に満ちた予算合意が締結しなかった場合、原動力はたちまち変化しよう。10月1~12日、木星・天王星・冥王星T字スクエアに天秤座の太陽が加わって形成されるグランドスクエアとして。そのグランドスクエアからまもなく、水星は次の逆行を開始する(日本時間10月21~11月11日)。そう、時あたかも大アメリカ合衆国がシャットダウンするか否かの天王山にぎりぎり駆けつけるかのように。