2013.10.10

10月07日付 メリマンコラム 《回顧と展望》その4

その舞台裏ではあまりにも多くの事柄が進行しており(山羊座の冥王星)、その事柄にはお金 — 巨額の金銭 — そして、通貨そのものが含まれている。何故米国がイランとの協議を望むかについての理由の一つはここにあるかもしれない。イランは原油に対する支払いを―米ドルではなく―ユーロ建てのみに限定すると脅しをかけており、米国はその崩壊を防ぐためには何があってもこれを阻止しなくてはならないからだ。これが2012年~2015年、天王星・冥王星スクエアと蠍座の土星が織りなす世界規模のドラマだ。

そして今、私達はその中央部に居る。天秤座の新月が、旅路の半ばあたりに至った天王星・冥王星スクエアの口火を切ったのだ。まず始めに現状打開への急進展が起きない限りは、これから2週間の内に米国の債務が法的上限に達してしまう訳だが、そこには天秤座終盤度数での月食、それも米国始原図の水星・冥王星オポジション(ニュース記事の検閲か?)とグランドスクエアを形成する月食が待ち受けている。そしてそれから2週間後(11月3日)には日食が起き、これは蠍座の土星とコンジャンクションだ。その間ずっと、アイソン彗星 — いわゆる”世紀の彗星” — が、11月終盤に起きる地球近傍通過に向けて突進し続けている。そうだ、まさに『審判の時』なのだ。