10月21日付 メリマンコラム 《短期見通し》その1
10月21日、水星は3週間にわたる逆行の旅を開始する。また10月19日(日本時間20日)、火星は海王星とオポジションを形成。今週は…政治的にも経済面でも、混乱し矛盾を孕んだメッセージに満ちた沼地の様相を呈しそうだ。米国政府が10月22日に雇用統計を発表すると決定した事に注目しよう。その日は月が双子座に在泊し、そして双子座の支配星である水星は前日に逆行を開始したばかりだ。
私は疑っている。今回の雇用統計は、ありとあらゆる免責事項や但し書きがくっ付いて発表されるのではないか。
さらにこれを受け、アナリスト達は頭を抱え、これなら通常の発表時期である毎月第1金曜日(11月なら1日、それとも今回なら8日か?)になるまで、何も発表しなければ良かったのにと思われるのではないか。
先ずは22日の雇用統計以降の大きな価格変動に備えておく事。そして、その後48時間以内に起きる、べつの反動相場にも備えて置く事。特に米国債には注意を要する。何故なら太陽もまた天秤座から蠍座に移行するが、これは合意を目指すサインから、舞台裏に隠された活動と負債を司り、なおかつ過去の成り行きと現況を共に書き換えようと目論むサインへの移行を意味するからだ。この際事実はどうでもいいのだ。たとえ大げさだ、不正確だと言われようが、ある特定の現実を歪めたり信じ込ませるためには大がかりなバイアスをかけるのみだ。
そして、まるでハロウィンの悪戯めいた独特のクセをたずさえて、11月第一週がやってくる。まずは(2012~2015年にかけて都合7回発生する)天王星・冥王星スクエアの4回目。今を生きる我々が経験する中で、最も強力なジオコスミック・サインの、中間部にして4回目の正確な形成となる。