10月28日付 メリマンコラム 《短期見通し》その2
最後に11月3日。この日に蠍座で新月(太陽と月のコンジャンクション)を形成すると共に日食になる。この日食が起きるのはFRB始原図(1913年12月23日)の月の近傍だ。またこの日食は、ドル紙幣(the Federal Reserve Note)の始原図(現行の米ドル紙幣は1914年11月16日から発行開始… これについては読者のケン・マッギー氏の情報に感謝する)の月と水星ともコンジャンクションを形成している。
日食は、形成したその日を中心に、3カ月前から12〜18カ月後にわたるオーブ(許容範囲)を持つ。更に月は女性を意味することから、この日食のオーブの影響範囲内で史上初の女性FRB議長が誕生するというのも不思議なことではない。
このタイミングに幸あらん事を祈る。何故なら、日食というのは土星、天王星、そして冥王星がいっぺんにコンジャンクトするようなものだからだ。
言い換えれば、女性が来年FRBの仕事で自由に腕を振るうのはそう簡単なことではなさそうだ。米ドルにとって、いや、貿易取引における基軸通貨としてのドル紙幣にとって健全な年となるよう恵みあらんことを。来年、我々はドル紙幣が果たしてきた役割の修正を要求する声があがる様を目撃するかもしれない。