11月04日付 メリマンコラム 《回顧と展望》その2
先週、金と銀は強く始まった。週初、金は1,360㌦に、銀は2,300㌣に達した。しかし、ヨーロッパにおいてデフレが深刻な問題として再び表面化したという報告がなされると、ユーロは売り込まれ、それと歩調を合わせるかのようにして、金と銀も下落した。欧州は何をしているのだろう?ユーロから離脱しなければならない。つまり、間もなく国際競争力が失われるだろうという事。これはユーロ圏において最も成功し、財政問題においても、米国よりはるかに強固な姿勢で取り組んでいるドイツの経済政策を批判するというお説教モード(lecture-mode)に、米国が入った事が功を奏したのであろうか?なるほど、目下冥王星は山羊座にある。これは報復の時(payback time)だ。ドイツはここ数週間に露見した事件に憤慨していた。その事件とは、NSA(米国家安全保障局)がメルケル首相の私的通話を盗聴していた一件。これはホワイトハウスにとって、国際的に見ても一大国辱事件であったのだ。
さて、この事件が、一事が万事、世界のリーダーシップにおいて、米国そして米国政府にとって如何に作用するだろうか?うまいとは言えない。しかし、これは天王星・冥王星のワクシングスクエアと合致し、更には米国始原図の太陽・土星スクエアとグランドスクエアを形成する。そして2014年、これらは全てカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の中間度数で形成されるのだ。