12月09日付 メリマンコラム ≪回顧と展望≫ その2
これらは皆、今のところ非常に良い感じに見える。しかしながら、もしダウ平均とS&Pがすぐにでも11月29日につけた史上最高値を上回らない場合は、異市場間弱気ダイバージェンスが成立することになる。天王星と金星が両方とも方向転換するにつれて(12月17日〜21日)、これが株式市場にとって問題となるかもしれない。だが今は、ポジティブに考えておこう。今週は(都合3回シリーズで出現する)木星・土星トライン2回目に向かって、相場はより高い水準へ突き抜けようとする途上であり、まだ時間があるのだから。
金と銀は、先週最も興味深い動きをみせた。両方とも6月28日の年初来安値以来の最安値水準まで下落した。しかしながら、そこそこ強い反騰もまたみせたのだ。貴金属は大きく動く準備が出来ている。但し、どちらに向けてその動きを発動したいのか、まだわからないだけだ。皆さんはドルが下がりユーロが反騰するなら、金は反騰したがっていると考えるかもしれない。だが、日本とヨーロッパは彼らの通貨価値が下がることを望んでいる。これは当然ながらドルを強くするし、金にとって良い兆候ではない…. 投資家の関心が突如としてシフトし、各国中央銀行の緩和的金融政策から、政治的騒乱と社会的混沌へと移行しない限りは…。そして、後者の混沌状況もまた、2014年4月まで効力を発揮し続ける木星・天王星・冥王星のカーディナルT字スクエアに呼応して、その醜い頭をもたげ始めている。木星は「何か大事が起きようとしている」と言うが、天王星は「そんな程度では収まらないほど大事が起きる」と告げている。そして冥王星は、「おそらくそれは負債、健康保険、そして通貨価値を含む問題だろう」と呟いている。