2013.12.28

12月23日付 メリマンコラム ≪短期見通し≫ その2

 現在、市場トレンドの反転と大規模な価格変動に相関する、いくつかのジオコズミック要因が発効している。まずヘリオセントリックの水星が射手座を運行中(ヘリオ射手座ファクター)で、これは12月15日〜26日まで。これは株式や貴金属など多くの金融市場における大幅な価格の上下動と同期する。そしてどちらの市場も先週、その価格は大きく動いた。株式は先週初めまでの下げ基調から急騰し、史上新高値をつけて週を終えた。貴金属はその反対を行った。

 12月25日、火星は天王星とオポジション(180度)を形成、冥王星、木星と共にグランドスクエアを形成する。これは1月8日まで続く。12月30日には太陽が(牡羊座にいる)天王星とスクエア(90度)を形成、1日(日本時間2日)には(山羊座で)冥王星とコンジャンクション(0度)を形成、1月5日(日本時間6日)には(蟹座にいる)木星とオポジション(180度)を形成して(総じて)T字スクエアの状態になる。それに(天秤座にいる)火星を加えるなら、これも(カーディナルサイン内での)グランドスクエア。これらはアスペクトとして強力だ。

 したがって、通常なら、私達は大幅な価格の上下動を予測する。特に火星、木星、天王星が絡む場合はなおさらだ。これらはボラティリティと大規模な価格変動の惑星だからだ。ただ一つの問題は、今がホリデイ・シーズンであるということのみ。市場を動かすだけの出来高はあるだろうか? 私はこの場合、市場が季節的な静けさに覆われるという見方は取らないだろう。それに、もしこうしたシグナルが噴出して下降に向かえば、それは “パニック” そして(または)“ヒステリー” のシグナルとも見なされる。けっしてお行儀の良い指標ではないのだ。これらの惑星フォーメーションはエキサイティングで革新的にもなり得る。だが同時にまた、破壊的であり、暴力的にさえなり得る。だから今後2週間は、リスクを取る前によくよく考えてみることをお薦めする。