2014.01.19

1月13日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その3
ここで再び私達は、最初の疑問に立ち戻る。「もし集合体にとって困難で — 潜在的に危険をはらむ — と信じるに足る何かが存在する時、社会に対するアストロロジャーの責任とは何か?」 特にその何かの結果が、現在下されようとしている政治的決断によって左右されるとしたら? こういった懸念をもし彼/彼女が公表すれば、異なる選択肢の違いを要点のみ解説するだけでも、1)その見解を拒否する(海王星/拒絶)または 2)現在の流れから個人的な利益を得ている(山羊座の冥王星)ような、政治傾向を持つ人々からの攻撃を受けるリスクがある。

私達は興味深い時代を生きているだけはなく、危険で潜在的に爆発傾向を持つ時代に生きているのだ。これがどんな結末を迎えるかは未だに見えていない。大いなる不確実性の時だ。それでもなお、私は自分の — そして他のマンデーン及びファイナンシャル・アストロロジャーの — 役目を理解している。それは、興味を持つ人々に対し、私達の目前に横たわる選択肢と、その選択の結果への関心を高めることにある。特に、その選択の方向性が真実と欺瞞に別れ、その結末が自由と抑圧、安寧と不確実性とに大きく別れる時であるならば…。

私は自分自身の役割をこう考えたいと思う。私達が集合体として過ぎ越そうとしているこの天王星・冥王星スクエアの期間 — おそらく私達の生涯で最も大きな集合体としての挑戦であり、それに比例して選択の結果も大きく異なるような時期について、アストロロジーの原理を用いて何か有益なガイダンスと理解を提供する者だ。

私から見れば、今はアストロロジャーにとって、不愉快な社会状況や政治問題を避けて通り、単に「人生においては全てが完璧だ」などと信じるべき時ではない。それは完璧ではない。しかし、集合的な現実が完全に露呈するという意味においては、完璧だ。だがその現実がどう進展していくかは、この期間に世界の指導者達が下す政治的選択に懸かっているのだ。

今は、カーディナル・サインの時だ。
そして、“カーディナル・クライマックス” は今回で終焉を迎えようとしている。カーディナル・サインは行動の星座宮ではないか。