2014.01.31

1月27日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2

また、ファイナンシャルアストロロジーを用いる時は“(惑星の)要素”からくる性質上の理解が重要である。過去の事例から“定まった”結果がでてくるように。冥王星は負債や「(スパイ活動などの)秘密事項」を支配し、一方木星は“誇張”と他社への過大評価(もしくは自己過信)を支配する。直近では、木星・冥王星の天体位相は、株式市場にける長期サイクルの天井と多幸感(euphoria)との相関性を有している。しかしながら、群集心理がヒステリーに変わるのであれば、何故このサインが長期サイクルのボトムとも相関性を有していないのか、という理由が見当たらない。

なお、これ以外に目先考慮すべきジオコスミックファクターもある。運行中の火星が、NYSE設立図(1792年5月17日)、通称“バトンウッド・チャート”における木星・海王星コンジャンクションと重なる(つまりコンジャンクションになる)のだ。海王星のもつ、より不合理でヒステリックな性質を伴う事で木星はなお一層上記の性質が強調され、これに攻撃的な戦士である火星がロックオンしているとでも言おうか。この位相は1月30日(極東であれば31日)の水瓶座の新月から始まり、2月21日いっぱいまでつづく。この期間中、運行中の火星は上記バトンウッド・チャートの土星と、オポジションにもなる。さて、これは何を意味するのだろう?

それは上下どちらの方向に際しても、突発にして大きな動きが始まり(そして終る)という事を意味しているのかもしれない。先週次の通り述べた「興味深いことに、今週は太陽が1カ月にわたる水瓶座の旅を開始する。この期間は水星の逆行期と非常によく似ている。つまり、多くの市場で支持・抵抗の両ゾーンが破られやすい。また多くの市場が出し抜けに、これといった理由も無さそうなまま、非常に急激だが短期に終わる下落あるいは反騰をみせる。太陽が水瓶座に在る間に水星自体も逆行に転じる時期は、すこぶる困難なトレード環境となるかもしれない。水星は2月6日(日本時間2月7日)~28日まで逆行する。太陽は2月18日(日本時間19日)に水瓶座を離れる」。先週多くの市場で垣間見たように、下値支持線あるいは上値抵抗線が破られやすいという傾向はすでに機能している。

どうもありがとう、ファイナンシャルアストロロジー!