2月3日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その2
先週、米国市民に対する連邦機関のスパイ行為の露呈が、(人生の)ゲームがいかに変化しているかについて、またもう一つのショッキングな気付きをもたらした。2008年の金融・銀行危機が勃発した際、消費者を保護するるために設けられた消費者金融保護局(CFPB)が、米国内の市井に暮らす良き人々の安全を護るどころか、それ以外の事なら何でもやっていたと知れたのだ。
この機関は:
“およそ9億9100万に及ぶ米国クレジットカードのアカウント情報を収集するという、NSAまがいの大規模データマイニング・プロジェクトを実行していた。また、火曜(1月28日)に開かれた議会聴聞で明らかになったところによると、CFPBの職員は連邦住宅金融局と連携し、1996年以来米国人によって借り出された5300万件の住宅ローンに関する2次的データマイニングを試み……”
― www.WND.com, “ジ・エコノミスト誌” 及び “USAトゥデイ誌” の関連記事を含む
では一体何が起きていて、何故それが私達にとって問題なのだろうか? さて、マンデーン及びファイナンシャル・アストロロジャーとして答えるなら、これは明白に、私達が愛して止まない研究によって示される原理の発現なのだ。米国始原図にとってこれは、その上に米国が築かれたまさにその基盤が強力に変容することを示している。建国時の太陽と土星にアスペクトを形成する冥王星の典型的な効き方を通じて、これらの基盤はひそやかに壊されていく。
一方、このシグナルのポジティブな含意は “より良くするための改革” だ。これは何を変換するべきか、あるいは終わらせねばならないかについての価値観を皆が共有することによって達成される。そしてその後、共同体としての合意事項が再構築されていく。他方、あまりポジティブとは言えない発現を象徴するのは、力の誇示と、他者の同意を得ぬまま彼らに強制し、そして通常は抑圧的な手段を取るか、定められた条項を変えることによって、既存の構造を破壊したり終わらせたりすることだ。