2月3日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その3
最初のケースにはウィン・ウィンの定理が成り立つ。二番目のケースでは、勝者と敗者という結果がその定理だ(要するに“選挙には結果が付いてまわる”)。自分のチャートに形成されたハードアスペクトの中に冥王星がある時は、これが顕現するエネルギーの働きと性質となる。すなわち、共有する価値観(関わりを持つ全ての人々 ? 全ての隣人のために、何か価値あるものを再生させようと務める)という共通の土台を見出すか、さもなければ共通の基盤を探すことさえせず、その代わりに権力を握る者に有利になるよう単に結果を押し付けるか、だ。この場合、誰であろうと力を掌握する者が、勝つ。敗者は、帰るしかない ? それが何を意味しようと ? または、難民となるのみだ。
というわけで… いったい誰が権力を持っているのか? 国民か、それとも(全てではないが)一部の政府部門やその機関か? 米国民は理解している ? ギャラップ調査によれば、彼らは今や72%という多数派の目を通して、問題と脅威を見ている。しかし、彼らに何が出来るだろう? または、何をするだろう? ジオコズミックの研究によれば、5月末までにはその苦境に対する回答が見えてくるかもしれない。しかし皆さん、今述べている事は、なにも米国人だけに課された挑戦ではない。これは世界中に起きることだ。だが米国の始原図にカーディナル・クライマックスがドンピシャで当たるために、その苦境が強調されているのだ。
いや、さもなければこれまで語ってきた事全てがいわゆる “陰謀論” の範疇に入るのか? 確かにそういった力学もまた、“冥王星の暗黒面” の下では力を持ち得る。私達には冥王星に当てるいくばくかの光が必要だ―“悟りの稲妻” のように。
幸いなことに。