2月17日付 メリマンコラム 《回顧と展望》 その2
この時から3年が過ぎ、FRB議長はバーナンキからイエレンに変わった。彼女の(FRB議長としての)主張は、3年前とはまさに正反対。即ち(米国の)経済はより強くなってきている。従ってFRBは現行の(QE縮小)政策を維持していくつもりであると。勿論のこと、彼女のこの楽観的な(米国経済に対する)評価は、水星逆行の影響下で下されたものだ。ファイナンシャル・アストロロジャーは恐らく思いをめぐらせている。彼女が2014年4月、投資の現場に何を用意しているのかを。重要性においては2010年夏のFRBの政策と合致するのだろうか?アストロロジーの観点から言うと、その可能性はある。勿論、充分訓練を受け、経験も豊富なアストロロジャーは理解しているように、これら4月のアスペクトの顕現は世界の財政、金融以外の分野にも適用される可能性がある。ひょっとすると世界の政治、あるいは自然現象の分野にさえ影響を与えるかもしれない。(このアスペクトの顕現で)我々が確実に知りえるものは一つもない。我々が知りうるものはまさにただ一つ、人類の動きもしくは自然の動き(もしくはその両方)における、幾つかの公式の中で、かなりの時間を費やし、大掛かりな方法で動くために、恐らく変わらざるを得ない大きな何かが育まれていくであろう、という事である。それが中央銀行、内政あるいは国際政治、もしくは自然界の分野の何処からやって来ようとも、世界の株式もしくは他の金融市場のトレンドに、直接、もしくは間接的に影響―即ち“チェンジ”―を及ぼす可能性があるかもしれない。