2月24日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その2
だが、それよりもっと核となる事実を言えば、その太陽・海王星のコンジャンクションが、株式市場のプライマリー・サイクルと14営業日のオーブ(許容範囲)を持って歴史的な相関関係を持っているという事だ。その確率はなんと79%にも達する。したがって、(全ての惑星逆行に付き物の現象と同様に)起き得る全ての政策転換と、それに対して木星・天王星スクエアが示唆する強烈な反応に加え、私達はさらなる『混乱』に対処しなければならない。 そう、混乱と不確実性―それは海王星と魚座の紋章に他ならない!
皆さんは、市場が混乱と不確実性をどう受け止めるかを知っている。 よく噂で売って事実で買えと言われるが、時には噂で買って事実で売れとも言われる(誰に?)。何故なら、えぇっと…と、いった調子で、今週もまた皆が混乱するわけだが、特にこうした事の全てがまだ逆行中のトリックスター、水星の下で起きることを思えば、なおさらその度合いは増すだろう。こんな時、皆さんは一体誰を信頼するだろう? 当然、自分の地位がもたらす権威という幻想の中から物を言うような誰かではないだろう。
市場はこれら全ての宇宙の “騒音” に対してどう反応するだろうか? まぁ、木星が滞留〜順行という状況で、太陽もまた木星にトラインを形成し、市場がこのところ上昇し続けてきたことからすれば、これは天井をつけに行くとみるのが自然かもしれない。次の週末には火星と土星が両方とも逆行に転じることから、これは “多幸症”(euphoria) が突如として “多驚症”(oh no!-phoria) に道を譲ると考えて良さそうだ。火星と土星の組み合わせには緊迫感がある。これらは抑圧とストレスの典型的なシグナルだ。抑圧とストレスが過度な状況に達した時 ― そして木星の働きによって全てがまさに “過剰” となる時 ― そこには対立の危険が生じ、その時口にした言葉、行った行為を後で後悔することになる。