3月10日付 メリマンコラム 《長期見通し》 その1
『我々がどう闘うかは指導者の決定に依る。もし必要なら、我々は武力を使うだろう。“平和を望むなら、戦の準備をせよ”だ』
ー タラス・ユルキフ 35歳/ウクライナ リヴィウ州東部出身 CNBC 2014年3月7日「Putin rebuffs Obama as Ukraine crisis escalates」より
『もしプーチンが血を流すこと無くクリミアをロシアに取り戻せば、彼は偉大な人物として歴史に残るだろう。そうなればもうどうすることも出来ない。”…. 木曜に発表されたデータに依れば、プーチン氏の支持率はここ2年で最高になった…. どうやらこの幅広い支持、つまりプーチン氏の戦略は、その一部はロシアの放送電波を支配している国営メディアの持つ影響力を反映しているらしい…。“クリミア危機でプーチンの人気はドカンと上がる ”』
ーポール・ゾンネ, ウォールストリートジャーナル2014年3月7日付記事より, 最後の“” 内はロシアのTVアンカー、クセニヤ・ソプチャックの言葉から
(クセニヤ・ソプチャックはロシアのパリス・ヒルトンとも呼ばれたことのある、プーチン氏に近いセレブリティ出身の人気TVアンカーだったが、その後反体制・反プーチンへと立場を変えている。)
ロシアとその他の世界との間に突然起きたこの緊張は、いつから始まったろうか? それはいつどんな形で終わるのか? そしてそれは、マンデーン・アストロロジーとどう関わるのだろうか?
ロシアによるクリミア侵略(ロシア政権は否認)の一報は3月1日、火星が逆行に転じて数時間の内にもたらされたように見える。火星は戦争、または戦争の脅威という原理を持ち、そして牡羊座も同様の関連性を持つ。天王星すなわち現状破壊(他の多くの要素の中でも)の惑星は、黄道帯の各星座宮を通常7〜8年かけて運行しているが、現在は牡羊座に在泊している(2010年〜2018年)。牡羊座に天王星が在泊する期間は、世界が行動的で闘争的な傾向を持つ時代の典型だ。それは、天王星の牡羊座入居が起きる84年ごとに表出してくる。
天王星と牡羊座は共に働くことによって、軍事的、暴力的、反抗的、そして非情なふるまいを際立たせる。その一例が、人々の承認を得ずに領土を奪うようなやり方だ。これは、このところ天王星にスクエアを形成中の冥王星(2012年〜2015年)によって、さらに増幅される。だが同じエネルギーのポジティブな側面では、優れた新しい思想、科学の進歩を促す発見、そしてスポーツ分野での個人的記録として表現される可能性もある。