2014.04.10

4月7日付 メリマンコラム  《長期見通し》 その1

“世界中の政府がインターネット上の自由な言論や活動を抑え込む手段を検討しており、これにはツイッター、ユーチューブ、フェイスブック等SNSに向けた動き、そしてクラウドコンピューティングや他のインターネット・データサービスの制限が含まれている。多国籍機関はすでにこうした不穏な歩みを進めており…… 国連の一機関であるITU(国際電気通信連合)が「国際的インターネット統治」に関してその役割を拡大しようとする動きをロシア、イラン、中国が支持し、これに大多数の国々が追従しようとしている。”

「国際的インターネット統治が招く検閲」Jurius Genachowski & Gordon M. Goldstein,    2014年4月4日付 ウォールストリートジャーナルより

このような事態が起きるであろう事はわかっていた。インターネットがもたらした自由は、どこにでもいる市民達がその政策や行動を精査することを好まない、世界中の政府による “自由な言論” の場の制圧というプレッシャーに直面する可能性を確実に持っていた。この抑圧的な取り組みがトップ記事を飾るにあたって、今という時はなんとふさわしいことか。それはカーディナル・クライマックスⅡにおけるピークの渦中で、強烈なジオコズミック・サインの数々に囲まれた天王星(インターネット)と山羊座の冥王星(世界中の政府とその機関による権力掌握)のスクエアが起きる時間帯だ。

この特定のアスペクト形成は、おそらく最も重要なものになるだろう。何故ならこれは天秤座の火星と蟹座の木星を含むグランドスクエアだからだ。この期間に何か大きな事が起きる筈だったし―現在もその時間帯だ。事実、数多くの重大かつ根本的な変化が現在醸成されており、そしてその変化は、“民衆の力” にとって大切な自由を護るために、非常に強制的で声高な力をもって自己表現するよう彼らを仕向けていく。

幸運なことに(と思うのだが)、牡羊座の天王星にスクエアとなる山羊座の冥王星は、増大する “power to the people(民衆に力を)” という集合体のイデオロギーと関連しており、それは当然ながら、世界の独裁的な指導者の望むところではない。これが、何故彼らをしてこうも必死に、人々が覚醒して正当な権利を主張する前に “力を得よう”と厳重な取り締まりを行うかの理由だ。民衆は目覚めつつあり、それと同時に抑圧の力(現在自分達の側からの行動の差し迫った必要性を感じている指導者達)もまた、芽吹きつつある。