*今週は先に《短期見通し》から先に掲載します。
4月14日付 メリマンコラム 《短期見通し》 その1
今年一番、いや恐らく今を生きる人々にとって生涯一となるかもしれない最強のジオコスミックサイン群(その数にして15)が3月29日〜4月25日に形成されるが、まさにここは、その中心時間帯に位置する。
4月14日(日本時間15日午前9時前)、冥王星は静止状態から逆行に転じる。当然、そこでは冥王星のもつ原理原則が強調される事になる(権力の掌握、支配や抑圧、銃所有により凶暴化した一部の勢力によって増加していく暴力沙汰、作物や人命の両方に関係する自然の脅威、そして税制改革等を含む)。その一方で、この逆行のポジティブな側面として、大多数の人々が同意するような改革というものがある(これは国民や議会の承認もなく世界の指導者達が一方的に創り出す変化、すなわちネガティブな側面と正反対という意味として)。
翌15日には月食が発生(日本時間夕方5時より少し前)で、今回のこの月食は“ブラッド・ムーン”と呼ばれる2014~2015年にかけて4回連続で発生する皆既月食のうちの一つ(今回がその一回目)とされている。これはイレギュラーであり、通常はこんなに皆既月食が続くことはない。一部のアストロロジャー達はこの“ブラッド・ムーン”を重要視している。何故なら前回このように皆既月食が連続したのが1492~1493でアメリカ大陸の発見との関連性があるかもしれないからだ。また、この天体イベントはユダヤ史における主要な出来事ともある程度関連があり、更に今回の月食時期に関してはユダヤ教における過越の祭りのシーズンとも重なる。
ただ、私見ではあるものの、この“ブラッド・ムーン” またの名を “ルナー・テトラド” は、現在起きている惑星間アスペクトに比べれば非常にマイナーな要因でしかないように思われる。もし今何か大事が起こる(もう起きている)のであれば、“ブラッド・ムーン”は今週の月食に限り、既に十分重く強烈な火星・木星・天王星・冥王星のカーディナル・グランドスクエアに対して少々重さが加わるだけかと思う。何より今回のカーディナル・グランドスクエアは構成する4惑星全てが各カーディナル・サインの13度に集合すると共に、米国、中国、ロシアの各始原図、ならびに現ロシア大統領ウラジミール・プーチン氏の出生図とヒットするのだ。