2014.04.25

4月14日付 メリマンコラム  《長期見通し》 その2

世界の指導者達は、地球上最も強力な国同士に起きる、この武力衝突の可能性という問題にどう対応するのだろうか? 私には確信がない。何故なら米国では誰もこれについて何かするどころか、考えることさえしたがらないからだ( 現在私達が中間選挙に向かって進んでいるせいか、人々は人種問題や性差別の問題とその主張により多くの関心を持っているように見える)。国際関係の緊張は、選挙のある年向きの台本には書かれていないのだ。敵対する政党以外に “悪い奴” が居てもらっては非常に困る。

ヨーロッパもまた同様に、ロシアとウクライナ間、そしてまもなく他の地域にも拡がるかもしれない軍事衝突の可能性に対し、どんな対処をするかにあたって麻痺状態にある。それでも今は天王星が非常に目立っていることから、まだまだ予測し得ない驚愕事や大胆な行動を… 誰かが起こしそうだ。火星が絡む時、性急な行動への衝動が起きる。冥王星が絡む時、もしそこに何らかの合意が無い場合は、軽はずみな決定が強力で持続する結果をもたらす。天王星、火星、冥王星の持つ性質を考えれば、今が世界にとって平和か戦争か(冷戦であろうと何であろうと)を分ける深刻なジレンマの時だという言い方は控えめな表現だ。

今は復活祭と過越祭のホリデイ・シーズンであり、刷新と再生の時。これは冥王星が象徴することでもある。ひょっとすると、指導者達は今が “平和に機会を/Give Peace a Chance” 与える時だということに賛同するかもしれない。この惑星上に生きる殆ど全ての人々がそれを望んでいる。そして、前大統領ジミー・カーターが以前言ったように、世界平和への願いに対するたった一つの障害は、世界の指導者達なのだ。この人生で最も強力な惑星集会のただ中にある今という時は、世界の指導者達にとって、一段進歩し、真に繋がった世界の一部として互いに協働する機会だ。私達全てにとって、今 “譲れない一線” がある。私達がこの十字路をどのように渡るとしても、その方向が、これから先40年以上の進路になると私は考えている。平和かそれとも戦争か? 個が力を持つのか、それとも中央集権的な指導者による最終的な権力の把握となるのだろうか?